うたかた

どうせ世界は夢現だから…

グレショー版「大暴力」不仲なアイドルグループの"不仲"についての考察

「大暴力」最終話を観終わってからふと思った。

不仲なアイドルグループってそもそも不仲かな?

言い方がキツかったり嫌味っぽかったり陰口叩いたりしててもコミュニケーションとれてる子たちだよな…なんやかんや言いつつちゃんと稽古するし、キレても殴り合いにならなかったな~アイドルとしての意識も高い?考えれば考える程そこまで不仲じゃないのでは…

もう一度観直してみた。

コミュニティに三城平みたいにギャギャギャン言う人がいたら私なら耐えられないしすぐ脱退しちゃう~と思ったのに、5人がわりと冷静に対処してるのが最初不思議だった。だけど榊が言うようにギャギャギャン言い出したのがここ何日かの出来事で、いつもと違うから少し様子を見てたんだとしたら合点が行くかも。彼らが何年選手かは分からないけど、安堂の「ずっとやってきたことっすやん」から察するにそれなりの活動歴があると思われる。高本も今稽古中の演目が暴力的だから引っ張られていつもよりギスギスしちゃったんじゃ?みたいなことを言っていて、なるほど、そのギスギスした数日間が切り取られていたんだな!って気付いた。だから謝り合うところはカメラを意識して体裁を整えたのではなく、いつもより険悪になってしまった状況を仕切り直す意味での前向きな「ごめんなさい」なんだと思う。高本の「まぁ別に謝られることはないけどな」には今まで過ごしてきた年月への信頼みたいなものも見えた気がした。それでもあえて謝ったのはこれから先もこの6人でやっていくんだろ?という問いかけと、それに対する意思確認にも思えた。いつに無くかしこまったせいか皆で吹き出しちゃったりして…ひょっとして仲良し?

”不仲なアイドルグループ”というレッテルのせいで最初から不仲だと思いこんでしまっていた…ミスリードされてたんだ!ってハッとした。私にはメディアの見出し詐欺や切り取りによる印象操作、先入観の植え付け等とそれを観る側の想像力の欠如に対する皮肉に思えて「やられた~耳が痛ぇ…」って地団駄踏んだんだけど福谷さん的にはそういう意図があったのかな?noteには「みんなが思うほど、あいつら不仲であるつもりもなかったんだけどな…」とだけ綴られていた。